ムレスナティーのお話
ムレスナで扱っている
紅茶の話
アンスレム氏の経歴
1969年 | 18歳の頃、Brooke Bond(現:リプトンブルックボンド)のティーテスターとして雇われました。 |
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1979年 | 半年でティーディレクターに昇進。 |
1983年 | ショーウォレスでティーマネージャーに。 |
1985年 | 創業時16名からMlesna設立。社名は名前Anselmの鏡像です。 コロンボのLiberty Plazaに最初の店舗をオープン。 (現在、同社は全国に16の店舗を有しています) このコンセプトは、ロシア、日本、台湾、オーストラリア、ギリシャ、インドの店舗で拡大。 |
- 受賞歴
- 大統領賞受賞者、1986-1995年、合計14の賞と2つのメリット証明書を取得。
全国輸出賞受賞者、1992年-1999年、合計7つの金賞、2つの銀賞、2つの青銅賞を受賞。
ランクア・スター・ナショナル・パッケージング・アワードの優秀賞。
(Packaging in Excellence for Packaging 1986-2002)合計16の賞と6つのメリット証明書を取得。
アジアスター・ アジアンパッケージ賞受賞者1990-2003、合計15賞。
ワールドスター・インターナショナルアワード受賞者、1990-1993 年、合計7つの賞を受賞。
お茶作りに関わる人たち
皆さんの元に届くムレスナティーはどのようにして届くのか、思いを巡らせてみましょう。 安心できるクオリティーの高い美味しい紅茶をお届けする為に、と毎日お茶を摘む「プラッカー」がいます。 プラッカーに適切な指導・待遇を用意する茶園オーナーがいます。
スリランカの紅茶にまつわる品質、値段、販売など全ての業務を執り行う国営の組織「紅茶局(セイロンティーボード)」にてオークションが毎週行われています。
そして、セイロンティーボードの認定を受けた茶葉をさらに選りすぐり、適正な価格で競り落とすティーメーカーがいます。
プラッカーなどの労働者サイドの働き方を改善する協会やオークションの管理を行う協会などの働きがあり、私たちは安心して紅茶を飲む事ができるのです。
プラッカーのはなし
プラッカーとは茶摘みをする人のこと。スリランカでは365日毎日お茶が取れます。
その為、過去には低賃金でたくさん働くプラッカーが多く、茶葉の品質も良いものとは言えませんでした。
それでは誰も幸せにならないとSLTFOA(スリランカティーファクトリーオーナー協会)という協会が立ち上がり、理事であるアニルアルワス指導の元、良質な茶葉を摘んできたプラッカーには高い賃金を支払い、プラッカーの生活向上を呼びかけました。そして更なる良質な茶葉の生産を呼びかけ、茶産業の促進と保護に務めているのです。
ティーオークションのはなし
スリランカ全土には、約1万2千もの茶園があります。「茶園から直接買い付け」という言葉を見かけますが、外国人がわずかな滞在で最良の茶園を見つけるのは至難の技。それは何十年と茶園を歩き、ティーワーカーの作業っぷりにまで精通したブローカーやアンスレムさんたちプロの仕事。
本来、スリランカの茶葉は国営のオークションを通じて取引されています。 オークションの開催はセイロンティーボードで行われますが、良質な茶葉だけを海外に輸出できるように管理・オークションの責任を負うのが「CTTA(コロンボティートレーダー協会)」この協会の理事は何と言ってもムレスナティーの創始者アンスレム氏。
ムレスナも含めた大手約5社が運営に関わるこのオークションでは、茶葉の安全性や品質管理が激しく行われています。選ばれる基準の中には紅茶のフェアトレードを目的とした「ETP(エシカルティーパートナーシップ)」や、オゾン層を破壊する"臭化メチル"を含んだ殺虫剤、科学肥料を一切使用しない「オゾンプロダクト」などがあります。
オゾンプロダクトのはなし
環境立国を目指すスリランカでは、茶葉の栽培に関する農薬の使用が激しく制限されています。農薬の使用量に応じた認証制度は従来から存在していましたが、近年、地球環境への配慮をさらに高めた「OZONE FRIENDLY」認証制度が確率されました。
これは、臭化メチルを含んだ殺虫剤や科学肥料を一切使わない伝統的な栽培方法を行う茶園のみが認証され、最高品質のセイロンティーの証となっているのです。 ムレスナもいち早くこの認証を取得し、全製品にオゾンプロダクトマークを入れて品質保証をしています。
cube boxの裏側、見たことありますか?一芯二葉のマーク、それがオゾンプロダクトマークです。 環境に配慮した茶葉はもちろん、人体にとっても優しいのでお客さまのことを考えれば当然の事。 利益だけを追求すれば、効率の良い売り方はいくらでもあります。農薬をたっぷり使った安い茶葉に高級茶葉を少しだけブレンドして、ブレンド茶として流通なんて事もできてしまうけれど、そんな商売では誰も幸せにならないと思うのです。正直に、努力を重ねて作られた茶葉を正しく売る。それがムレスナティーです。
ARTofTEA
LIVING with TEA 参照
サスティナブルな紅茶のはなし
2017年セイロンティーは150周年を迎えました。お祝いのティーコンベンションではサスティナビリティ、つまりは持続可能な紅茶についての講演が行われました。今後の課題や今取り組んでいること、そしてこれからのセイロンティーや紅茶市場についてのお話がありました。
考え方としては、持続可能な開発目標「SDGs(Sustainable Development Goalsの略称)」という考え方。2030年に向けて全世界が合意した未来像・目標に向けて一人一人の意識を変えていこうという内容です。スリランカの紅茶業界でも同じような協定があります。「ETP(エシカルティーパートナーシップ)」茶摘みから消費者のもとに届くまで社会的責任を果たされるべきという考えに基づき国際的基準や自発的協定制度が設けられています。